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- 矯正について
矯正治療とは
きれいな歯並び、健康な噛み合わせは、むし歯や歯周病になりにくいお口の環境を作るだけではなく、物を噛む(咀嚼)、飲み込む(嚥下)、発音といった機能の健康にもつながります。また審美的にも清潔感のある印象を与えます。
矯正治療は、顎骨の成長発育を管理し、それぞれの人にとってよいと考えられる形態的、機能的な咬合に誘導するとともに、健康的な美しい笑顔でより良い人生を送っていただくためのお手伝いをすることを目標にしています。
治療の流れ
初診(30分~1時間)
お口の中を見せていただき、その時点で考えられる治療方針についてお話しします。レントゲンを撮ることもあります。インフォームドコンセント(よく説明し、納得した診療を受けて頂く)を大切にしているため、お時間がかかることもあります。そのため、お電話でのご予約後にお越しください。
相談のみのご予約でもお気軽に来院してください。
資料取り(30分~40分)
お口の中の写真、型取り、レントゲン撮影など、治療方針を決定するため、また現在の状態の記録のために必要な資料をとります。
機能的な異常が認められる場合は、顎機能検査を行います。
診断(1時間くらい)
前回とった資料の分析・診断をもとに、患者さんの社会生活、学校、お仕事なども考慮に入れて、治療方針を決定し、その説明をいたします。この日に歯磨き指導も行います。治療を始める事が決定した場合は、装置を作る準備を行ったり、簡単な装置を付けたりすることもあります。
治療開始(1年半~3年半)
抜歯が必要な場合には、治療の初期に行うことが多いです。一般的に、左側と右側とで2回に分けておこないます。
装置は徐々に増やしていきます。装置がついて歯を動かし始めると、大体1回/月のペースで通院していただきます。固定式の装置のほかに、取り外し式の装置など患者さんの協力が必要な装置を使う場合もあります。
治療中も必要に応じて歯磨き指導を行います。治療期間は患者さんの歯並びの程度によりますが、1年半~3年半程です。
保定
目的とする位置に歯を移動したら、歯を動かすための装置は外して、後戻りを防ぎ、その位置に歯を安定させるための取り外し式の保定装置(夜間使用)を使います。
一部固定式(歯の裏側)を使うこともありますが、これは治療前・後の状態により決めます。保定の段階になると3~6ヶ月毎に1回の通院になり、約2年間のアフターチェックを行います。希望される方にはホワイトニングを行います。
その後も、親知らずの状態のチェックや、クリーニングのために引き続き来院される方も多くいらっしゃいます。
料金(消費税10%込み)
初診時 | 2,200円 |
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診断時 | 33,000円(資料採得料含む) |
治療費用 | ■表側の装置 混合歯列期 第1段階 260,000円~450,000円 第2段階 300,000円~450,000円 永久歯列期 600,000円~900,000円 治療期間目安 1年半~3年半 治療回数目安 20回~40回 ※メタル(金属の装置)、クリア(透明の装置)による金額の差はありません。 ■舌側矯正(裏側からの矯正・成人のみ) ・上顎のみ裏側 通常基本料金+260,000円 ・上下とも裏側 900,000円~1,275,000円 治療期間目安 1年半~3年半 治療回数目安 20回~40回 ■ホワイトニング 33,000円 治療期間目安 3週間~5週間 治療回数目安 4回~6回 ※当院で矯正治療後の患者様は調節料金で行います。 ※ジェルの追加は片顎約2週間分を2,200円で販売しております。 |
調節料 | 2,200円/1回 |
※合計料金は、初診料・診断料・矯正基本料と調節料(回数分)となります。
具体的な矯正基本料金は初診時、あるいは診断時に決定してご説明します。
矯正基本料は分割納入も可能です。
また、矯正治療費は医療費控除の対象になります。詳しくはお住まいの地区の税務署にお問い合わせください。治療に関する証明書を税務署に提出する必要がある場合は、発行いたしますのでその都度お申し付けください。(料金はかかりません)
~矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について~
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりする事が重要です。また、歯が動くと隠れていた虫歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、噛み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の噛み合わせにあった状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる事があります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻す事は難しくなります。
※日本矯正歯科学会 監修